よく散歩の途中の道端や学校や公園の端で蟻をみかけたときに餌と思われる物に砂をかけているところを見たことありませんか?あれには理由があるのでしょうか?少し調べてみましょう。

蟻が餌に砂をかけるのは唾を付けておくためか、それとも分解させるためか

蟻の種類によって砂をかける蟻としない蟻がいます。今回は砂をかける蟻は何故、砂をかけるのかを見ていきましょう。

砂をかける蟻の種類は蟻の種類の中でも小型の蟻が多いようです。ですから、巣に運べないような大きな餌を見つけると巣から大量の仲間を呼び、砂をかけていきます。このとき面白いのは砂かけ部隊の蟻がいるということです。蟻らしい役割分担が出来ています。

蟻 餌 砂

砂をかける行為、これは他の昆虫に餌を取られない為や、他の縄張りの蟻に対してもフェロモンをつけてこれは私達の餌だと主張するという考えがあります。そして、砂をかけ終わったら、その下でゆっくりと餌の解体作業をはじめるといいます。

また、粘液系の生き物を見つけた時にミミズやナメクジ、カタツムリ等の肉を解体する時に粘液が邪魔になります。粘液系の生き物を解体する時に粘液があると足を取られてしてしまったり行動がままならなくなるため、砂をかけて粘液をとってしまうという様子がみられるようです。

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またある実験で、砂をかける蟻の巣と砂をかけない蟻の巣の間に餌をおいたら、砂をかける蟻が砂をかけない蟻の巣に大量に砂を流し込んで砂をかけない蟻を妨害したなんていう実験結果もあります。砂をかける蟻には砂がある種、武器の代わりにもなるのかもしれません。

砂は蟻のある種の道具なのかも知れませんね。

まとめ

蟻の種類によって砂をかける蟻とかけない蟻がいるということ、砂をかける蟻は蟻の種類の中でも比較的小型の物が多いということ、砂の下で色々と蟻が作業をしているということ、砂を運ぶ蟻がいるということ、砂は蟻のある種の道具だということがわかりました、

蟻って種類によっていろいろな進化をとげているのですね、蟻を観察すると様々なことが見えてきます、蟻の飼育観察は人間にとってもその社会性からいろいろなことを教えてくれるのではないでしょうか。

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