蟻の巣には貯蔵庫というものがあります。何故蟻は餌を溜め込まなければいけないのでしょうか?溜め込まなければ行けない理由があるのでしょうか?どうしてそういう行動を取るのか探っていきましょう。

蟻が餌を貯蔵するのは子育てのためと危険回避のためだった

蟻の巣には餌を貯める貯蔵庫がありますがこれは一時期的なもので蟻の種類にもよります。長期的な保存を可能にする、人間の冷蔵庫のような物ではありませんが蟻の種類によっては人間と同じ冷蔵庫のような貯蔵庫をもつ蟻もいます。

蟻 餌 貯蔵

貯蔵庫に貯められた餌もどんどん食べていきます。どんどん食べては新しく追加されるという具合です。必要量を満たしていれば積極的に餌を取りに行くことはありませんが餌がなくなればすぐに取りにいきます。

では、何故その場で餌を食べないのでしょう?

それは、確実に餌の全てを確保する為です。つまり、その場で餌をのんきに食べていると他の虫や他の縄張りの蟻に持っていかれてしまう可能性があるからです。ただし、一部の蟻の中では小さな種類の蟻はその場で餌を食べてしまうということもあるようです。

巣に持ち帰った餌は成虫が食べ液体にし、そ嚢と言う体内器官にいったん貯めます。そしてそれを吐き戻して幼虫に餌を与えるのです。

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また、蟻の種類によっては毒針で昆虫を動けなくしてその昆虫を貯蔵庫に貯め込むという蟻もいます。それは餌になる昆虫がお亡くなりになるとすぐに腐ってしまうからです。毒針に刺された昆虫は動けないだけであって、実は生きているのです。こうしておけば腐らずに長期保存が可能になるということのようです。これらは主に絶食に弱い種類のハリアリたちの種類に多いようです。

まとめ

蟻は体が小さいため、餌を見つけてもその場で食べるというような呑気な行動はできなようです。周りは敵だらけ、うかうかしていたらすぐに強いものに餌を持っていかれてしまいます。

餌をもっていかれるばかりではなく、蟻を狙っている捕食者もたくさんいますし、人間に踏み潰されてしまうかもしれません。ですから蟻はすぐにでも餌を巣に運んで巣の中でゆっくり落ち着いて餌を食べたいのでしょう。

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