家屋の中に巣食う虫。家屋に住む以上、住民は、虫害に日々頭を悩ませていることでしょう。あらゆる虫害の中でも、とりわけ、蟻の被害には苦労する方も多いのではないでしょうか。

蟻は駆除も難しく、退治には根気強い労力が要るといわれています。部屋の中で、蟻が徘徊している姿を見たことがあると思います。その数匹だけを見れば、蟻の被害はごく最小限のものに思えるかもしれません。

しかし、家屋内に巣を作ってしまった蟻が、巣の外へ出る量は、全体の1割といわれています。残りの9割近くは、巣の中に生息しているということになります。

そのため、蟻の駆除方法で効果的なのものは、蟻の被害の根本たる巣ごと駆除することです。しかし、どのように駆除することができるのでしょうか。今回は、その駆除方法について、紹介していきます。

蟻 部屋 巣

部屋を徘徊する働き蟻に巣ごと駆除してもらおう!

いちばん容易な方法は、ご自身で部屋の蟻の巣を発見することです。蟻の巣の穴の近辺に、毒餌や蟻用ジェル剤を置いてください。働きアリが餌やジェルを巣の中に持ち帰り、ほかの蟻たちにシェアをするうちに、巣全体に毒がまわり、退治ができるというわけです。

しかし、蟻の巣を見つけることは、誰にでもできるというわけではありません。気が付けば、部屋の中に蟻がいる、ということも多いでしょう。ならば、部屋に出ていき、巣の穴に食べものを持ち込む働き蟻を、上手に利用する手があります。上述した、毒餌や蟻用ジェル剤を、働き蟻の行動範囲内に置き、食べものと勘違いして持ち帰ってもらうのです。

まず、部屋の中で行列を作り、徘徊をしている蟻をよく観察して、部屋の中で、働き蟻はどこによく現れるのかを把握してください。

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続いて、目ぼしい場所に、毒餌や蟻用ジェル剤を置きましょう。置いた場所が、働き蟻の行動範囲内にあれば、彼らが餌を巣へと持ち帰って、駆除へと向かうかもしれません。

ただここで、駆除を急いて、毒餌や蟻用ジェル剤に殺虫剤を吹きつけることはいけません。そうなると、蟻は毒餌や蟻用ジェル剤を食べなくなってしまいます。

まとめ

蟻の駆除には、特性上、蟻の巣に着目することで完了することがわかりました。しらみつぶしに殺虫剤を吹きつけるよりも、蟻の特性を利用することが、駆除への近道になるのですね。

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