誰もが一度は目にしたことのある昆虫ランキングを作るとしたら、蟻という生き物は確実にベスト3入りするでしょう。公園で、道端で、最悪の場合はお家の中ですら見かける蟻さんたち。
ぞろぞろ行列を作って歩いている姿を見る限り、なんだか数えきれないぐらいいっぱい居るイメージがありますが、実際、蟻という生物はものすごく大量に居ます。それこそ正確な数を数え切ろうとするなら天文学的な時間が掛かることでしょう。

そんなたくさんの蟻達と、人間。どちらも数多く居て集団生活を行う生き物ですが、なんと更に驚きの真実が明らかになっているのです。

世界に生息する蟻の数

小さく、弱く、しかし自分達の何倍も大きな敵をやっつけてしまえるぐらいのポテンシャルを持つ蟻。
彼らの正確な数はわかっていませんが、だいたいの計算式によるとおおよそ「1京匹」居るとされています。

蟻 世界 数

まず、”京”という単位に馴染みがない人のほうが多いのではないでしょうか?
京、とは”兆”より上の単位です。日本人の人口がだいたい70億人ぐらいだと言われていますから、その1億倍以上は存在しているわけですね。

少し理解が追いつかないですね。国家予算にだってそこまで大きな数字は使われません。本当に、数えきれないほど多くの数の蟻達が、この世界には存在しているのです。

ゾワっとくる話だったかもしれませんが、『世界中』合わせた数がそれぐらいということですから、なにも日本にそれだけの数が集まっているわけではありませんのでご安心を。

全人類と蟻の体重はほぼ同じ?

ところで、タイトルにもあった通り、『世界中の人間の体重を合わせた数と、世界中の蟻の体重を合わせた数は同じである』という仮説がいろんなところで提唱されています。

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これは何もただの都市伝説ではなく、権威ある著名な研究者の方々が、多くの書籍の中でそう提言しているのです。蟻の種類の推計と大雑把な個体数を求めて、そこから総重量を計算した結果、「人類の総体重と蟻の総体重は同じである」という答えが出たみたいです。

確かに、この計算式はかなりあやふやな数値を元にしているものなので、多少どころか1桁か2桁ぐらいの違いはあることでしょう。ですがそもそもそこまで厳密にデータを取って調べたものでも、調べる必要がないものでもありますので、だいたい同じと言ってもおかしくはありません。

まとめ

ウソみたいな話が実は本当のことだった、という例はよく聞きますが、まさかこんな耳を疑うような噂が本当のものだったなんて、心の底からビックリしてしまいますよね。

ですが、ちょっぴり恐ろしいと感じる反面、なんて面白い話なんだろう、と感じてくださる方もいらっしゃるかと思います。その通り、まだまだ世界では信じられないような真実が次々と明らかにされているのです。

明日から使える雑学とまではいきませんが、お話のネタとしてはなかなかいい線ではないでしょうか?

仮説を提唱した人の名前なんかをサラッと口にできたら、それはもう知的でクールなイメージアップに繋がるでしょう!

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