昨年日本中を騒がせたヒアリですが、7月に福岡市で1名刺される被害がありました。港湾施設の荷役作業をしている最中に腕をヒアリに刺されて軽傷でした。
港で作業に当たる方には十分気をつけてもらいたいですね。ヒアリの大きさはもともと日本にいるアリと大きさはそこまで変わりませんから、体色の特徴である赤茶色で腹が黒いアリを見つけたら気をつけてください。
さて、昨年は日本各地でヒアリ騒動が起きました。その後のヒアリの動向はどうなっているのでしょうか?
ヒアリは今も日本国内で生きているの!?
ヒアリがいたというニュースは夏場は良く耳にしましたが、その後は全く聞かなくなりました。聞かないからいないと思いがちですが、環境省のホームページにはいつどんな状態で見つかって、どのような対応をしたのかなどの情報が掲載されています。昨年の11月までヒアリが海外から来たコンテナに居たという情報も掲載されていました。
生きていたらその都度駆除されているので、日本にはいないと思いたいですが、はっきりとわからないのです。ヒアリの巣は見つかっていませんから、定着している可能性は低いでしょう。しかし、年中海外からの船が出入りしているような場所では油断出来ません。
外来生物には10年ルールというものがあり、今見つかったのなら、最初の侵入からすでに10年経っているといわれています。もしかするとヒアリは気付かれずに巣を作り定着しているのかもしれませんね。
まとめ
このようにヒアリは今のところ巣は見つかっておらず、定着している可能性は低いということがおわかりいただけたかと思います。先に申し上げたように10年ルールというものがありますから、油断出来ませんね。
特に海外との貿易が盛んな港のある地域ではひっそりと住んでいるかもしれませんから、見慣れないアリがいたら触らないようにしましょう。昆虫に興味のあるお子様がいらっしゃる世帯では特に危ないという意識を植え付けた方が良いでしょう。