蟻が家にいただけで不快な気分になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?この蟻は実はハチの仲間なのです。ミツバチよりも、蟻の方がスズメバチに近いグループです。確かに小さな蟻をよく見ると、羽がないハチという感じがしますよね。
この蟻ですが、日本に生息しているものは毒針を持っていませんが、海外にはスズメバチに刺された時と同じような症状を持つ蟻がおり、近年貿易港で見つかったというニュースを良く耳にします。この強力な毒を持った蟻は攻撃的ですから、もし港の周辺で見かけたりしても触ってはいけません。
国内に生息する蟻は実は数種類います。アリグモと呼ばれる蟻のようなクモのような昆虫もいます。ここでは、蟻とアリグモの違いは何なのかご紹介していきましょう。
蟻とアリグモは何が違うの!?
蟻は先ほど申したように、ハチの仲間ですが、このハチグモはハチとクモどの仲間になるのでしょうか?
蟻なのかクモなのかよくわからない名前ですが、アリグモはクモの仲間になります。一見蟻のように見えてしまいますが、節足動物の仲間になります。
ではなぜこのように蟻の真似をしているのでしょうか?これは未だに解明されていませんが蟻を捕食するため、蟻に似せることで外敵から身を守るといった説が言われていましたが、実は蟻を捕食する行為は一度も確認されておらず、外敵から身を守るための擬態という説がどうやら正しいようです。
このアリグモは北海道南部、本州、四国、九州、沖縄といった照葉樹林帯で見られるようです。体の作りは蟻と非常に似ていますから、見分けることはなかなか難しいですね。
まとめ
このように蟻とアリグモの違いについてご紹介しましたがいかがでしたか?
見た目は非常に蟻と似ており、見分けるのも難しいほど良く似ています。違いは、蟻はハチの仲間、アリグモはクモの仲間だということですね。
住む地域によっては全く目にすることはないでしょうが、このような擬態のクモがいるということを覚えておくのもいいかもしれません。