蟻が庭で行列を作って並んでいる。そんな光景を見たことは一度くらいあるのではないでしょうか。蟻をたどっていったら蟻の巣を見つけたり、エサがあったり。蟻はよく働くな~なんてのんびり見ているかもしれません。しかし、数が多すぎる場合は気持ち悪くなってしまいますよね。

花や木に影響があったらどうしよう。家に侵入してきたらどうしよう。そんな不安もありますし、多すぎる数は困りものです。

今回は庭にいる蟻の駆除方法をお伝えしていきましょう!

庭の蟻の駆除方法とは?

まず、蟻が庭にいると花や木に被害はあるのかですが、蟻が直接被害を及ぼすことはありません。むしろ、アブラムシがついていることが多いでしょう。アブラムシは植物の汁を吸って弱らせてしまいます。蟻はアブラムシの排泄物を餌にしているのです。植木の被害も蟻が被害を及ぼすことはなく、むしろ毛虫がつきにくくなります。

蟻 駆除 庭

蟻が庭の草木に被害をもたらすことはありません。逆に、蟻を駆除してしまうことによって、それまで食べていたエサを狙って来るものがいます。ダニやゲジゲジなど、別の虫が庭に住み易くなってしまいます。蟻を退治してしまうことで、庭の生態系を崩してしまうのです。

次に蟻が庭から家に侵入してきた場合です。掃除をこまめにしたり、餌となるものが置いていない限りは
侵入してきません。しかし、それでも入って来る場合は観葉植物や鉢植えに蟻の巣が作られている場合があります。もしこのような場合は、その巣ごと壊してしまえばいいのです。

木造の家の場合、シロアリが住んでいた木材部分に侵入し、シロアリを駆逐して住み着くこともあります。その場合はシロアリ駆除を優先しましょう。蟻がいたほうがいい場合もありますが、それでも大量のアリをなんとかしたい!という人に、駆除の方法を教えます。

実は大量発生した蟻の行列に、殺虫スプレーを使ってもその場しのぎでしかありません。また次々とやってきます。そこでオススメは蟻の巣を突き止め、そこにいる女王蟻を退治するという方法が効果的です。まず、大量に湧いて行列を作っている蟻をたどっていき、蟻の巣を発見しましょう。

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その巣の中に、ノズルの付いた蟻用のスプレータイプ殺虫剤を入れ、直接巣穴に吹き込みます。しばらくすると女王蟻が出てきますので退治しましょう。普通の蟻よりも何倍も大きいので見分けられると思います。

働き蟻の寿命は1週間位なので、女王蟻を退治してしまえば1ヶ月くらいで蟻はいなくなります。巣がどこにあるか分からない場合は、置いておくタイプの蟻用駆除剤を使いましょう。

まとめ

庭にいる場合、蟻が直接の被害をもたらしていることはないんですね。花や木をかじっているのかと思ったら、それはアブラムシの方でした。アブラムシの天敵であるてんとう虫を、蟻は追い払っているのだそうです。蟻とアブラムシは共存していたのですね。

駆除する際も、働き蟻ばかりに目が向きます。働き蟻をなんとかしようとしても、女王蟻が次から次へと産んでいきます。いたちごっこになりかねません。なので、駆除するなら根こそぎ巣の中にいる女王蟻を退治しましょう。

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