いたるところで見かける蟻ですが、巣の外に出ている蟻はほんの一部にすぎず、9割以上の蟻は巣の中で生活しています。

つまり私たちが普段そのあたりで見かける蟻の10倍以上の数の蟻が地球には存在するということになります。これは、蟻がとても大きな繁殖力を持つ生物であることを示しています。

今回は繁殖に関係する、蟻の卵についてまとめてみたいと思います。

蟻の卵の大きさについて

女王蟻によって産み出された蟻の卵の大きさは、種類にもよりますがおおよそ2mm前後です。産みだされた卵は、女王蟻によって世話をされ、2週間ほどたった後、孵化します。

蟻 卵 大きさ 数

幼虫の蟻はこの後脱皮を繰り返してサナギとなり、その後成虫になります。サナギになるとき、繭をつくる種類の蟻と、作らない種類の蟻が存在します。

女王蟻が一日に産む卵の数とは?

さて次に蟻が一日にどのくらいの数の卵を産むかですが、これは巣の環境や状態などによって大きく変わってくるようです。巣の中にどのくらいの数の働き蟻がいるか、どのくらいの量のエサがあるか、巣内の温度はどの程度かなどでかなりの差異が生じてきますので、いちがいにこのくらいと言うことは難しいです。

特に働き蟻の数とはとても強い関係性があります。働き蟻があまりいないにも関わらず、大量に卵を産んでも、卵の世話が追いつかず、孵化せずに終わってしまいますので、あまり意味がありません。逆に働き蟻が大量にいるにも関わらず、少量の卵しか産まなかったら、世話をする役割の働き蟻とのバランスが取れなくなってしまいます。ですので、働き蟻の量に比例して産卵する卵の量も増えていくと考えて良いですね。

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日本に多く生息している、クロヤマアリという種の女王蟻は目安として、一生で10万個ほどの卵を産むそうですが、海外には一生のうち億単位の卵を産む種も存在するそうですので、蟻の種類によってもかなりの違いがありそうです。

まとめ

今回は蟻の卵についてまとめてみました。最近では家の中でも大量発生し、害虫としても扱われる蟻ですが、その繁殖力はすさまじいものがあります。

自分では手に負えなくなり、その道のプロに駆除の依頼をする人が多いのも納得できますね。

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