あなたにとってアリは有益な虫ですか?それとも迷惑な虫ですか?
働き者のイメージがあるアリですが、生き物は視点が変わると有益にも有害にもなります。
たとえば稲をたくさん食べてしまう虫は有害と呼ばれてしまいますし、稲を食べる虫を食べてくれるものは有益とされます。
私たちもよく見かけるアリは、果たして私たちの生活にどんな影響を与えているのでしょうか?
アリは害虫?益虫?特徴をまとめてみた
アリは私たちの生活にどんな影響を与えているのでしょうか。
アリに関する被害というと、シロアリによる民家の腐食などがあります。
もしアリを害虫だと言うのなら、我々が受ける被害で大きな部分はこれでしょう。
シロアリは大量に繁殖すると民家の柱などを食い尽くしてしまうため、非常に危険な存在です。
ただ、厳密に言うとシロアリはアリの仲間ではありません。ですがアリの被害というとよく思い浮かべるものでしょう。
そのほかの身近な被害としては、民家に侵入する不愉快さがあるでしょうか。
行列をつくり一度侵入されてしまうと、フェロモンの痕跡による道ができ、そこから大量のアリがやってきてしまいます。
対策としてはその道をなくすことです。アリは嗅覚で動いているといっても過言ではありません。
したがって、アリがフェロモンを残した場所の匂いを消すことで、道を消滅させることができます。
民家の下に巣がある場合は侵入のリスクが高いので巣の駆除などを提案します。
また、ガーデニングをする人にとっては有益な虫でもあります。
アリはアブラムシやシロアリといった虫を食べたり攻撃したりしてくれます。
そのほか、昆虫のなきがらや小さな食べ残しなども運んでくれるので、お掃除やさんとしての活躍が期待できるのです。
もしガーデニングをしていたり、庭を持っている方は、植物を食べてしまう虫から守るためにアリを駆除しすぎないようにしましょう。安易な駆除は逆効果です。
まとめ
「害虫」か、「益虫」か? 視点を変えることでアリの長所と短所がよく見えてきました。
確かにアリはよく家に侵入し、食べ残しや果物を巣へと運んでいったりします。なかなか駆除しきれず苦労した人もいるでしょう。
しかし同時に、植物の成長を妨げる虫を追い払ってくれたりと、必ずしも悪い点ばかりではないのです。
いい点も悪い点もふまえてアリの行動を見てみると、今までとは違った考え方ができるかもしれません。