蟻はとても小さく地味な生物ですが、自己防衛のために刺したり噛んだりして攻撃をすることもあります。蟻に噛まれたり、刺されたりすると、虫刺されのように痛みやかゆみなどの症状がでることがあります。蟻による虫刺されの被害のほとんどが赤蟻と呼ばれる種類の蟻による事が多いでしょう。
有名な赤蟻としてイエヒメアリという蟻がいますが、その名の通り、家に侵入し巣を作ったりすることがあります。今回は蟻に刺された時の症状や対処法についてまとめていきたいと思います。
刺す蟻と刺された時のかゆみなどの症状について
さきほど紹介した赤蟻のほかに、ハリアリというするどい針をもった種類のアリが存在します。この蟻は、主に山や森林などに生息しており、レジャーをしている人たちの間で多くの被害がでています。
このように蟻は噛みつくだけではなく、体に備えている針で刺してくる種類の蟻もいるのです。蟻に刺されたり噛まれたりした直後にはチクりと小さな痛みを感じる程度のことがほとんだと思います。
しかし蟻の針や牙には蟻酸という酸がふくまれており、これによって炎症をおこしたりかゆくなったり、時にはものすごく痛むこともあります。
この蟻酸が目に入ったりすると、失明してしまう危険性まであるため、登山などの時にはより注意が必要です。
蟻に刺されたり、噛まれたりしたときには、かきむしったりすると症状が悪化しますので、しっかり幹部を洗ったのち、冷やしたり、虫刺され用の薬を塗りましょう。薬には症状に応じて適切な種類のものを選ぶようにしてください。症状が悪化したり、よくならない場合は、医師に相談することをオススメします。
まとめ
今回は蟻に刺された時の症状や対処法についてまとめてみました。刺された後の処置も大事だと思いますが、やはり刺されないようにすることが一番大切なことだと思います。
山や森林などにでかける際は市販の山登り用のウェアなどのできるだけ露出が少ない格好ででかけるようにしましょう。
また、家でお菓子などをこぼした時にはしっかり処理するようにしましょう。食べカスを放置すると、家に蟻が侵入してくる要因になってしまいますからね。
一度巣を作られてしまいますと、駆除に手間がかかりますので、家に蟻が侵入しないようにすることも忘れてはなりません。