昆虫の飼育で心配なのは冬の過ごし方ですよね?もちろん蟻も昆虫なので冬の過ごし方は大事です。そこで蟻の冬の過ごし方はどうすればいいのか見て行きましょう。

蟻って冬眠するの?冬の過ごし方と飼育について

蟻は冬になって気温が下がり活動限界を超えると動けなくなってしまうのです。この状態を冬越しと言います。

 

冬の蟻の飼育の仕方は、飼育ケースを温度変化の少ない涼しい場所に置く、0℃以下にならない場所をみつけて置きます。また、ケースを置く場所が昼夜の温度変化が激しいと蟻にストレスを与えることもあるようです。

この時期蟻はだんだんと餌を取る量が減っていき寒い日(気温が14℃以下)が続くと活動も鈍り餌をほとんど食べなくなります。冬越し期間中は基本的に餌は食べませんがたまに食べる時があるので半月に1回ほど餌を置いて置きましょう。餌は蜜系の物が良いようです。

蟻 飼育 冬

飼育ケースの保管場所の気温が高めだと頻繁に餌を取りにくることもあるようです。乾燥には弱いので必ず湿ったスポンジは入れて置きましょう。

保温しながら冬を越すという方法もあるのですが、初心者にはハードルが高いようです。それは蟻は敏感に季節を感じ取って生活していて、冬になると蟻は産卵をやめ冬を越す支度を始めます。そして機能を低下させていき冬を越していきます。この機能低下の状態は冬が終わったと蟻たちが感じるまで続きます。

初冬から保温していると、蟻達が冬が来ないと感じ産卵をしなくなってしまうのです。この産卵をしないという事態を避けるためには保温飼育の場合もやはり1~2ヶ月は10以下の低音で飼育し冬を感じさせないといけないのです。

スポンサードリンク

最初から冬を感じさせなくても飼育できるなら、最初から保温飼育をしないほうが簡単ですね。ただ保温飼育を上手くできれば、冬の間に働き蟻を増やすことが可能になるというメリットがありますので保温飼育をしてみたいという方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

飼育下の蟻の越冬は注意点を守ればそれほど難しくないようです。ただ、蟻といっても命ある生き物です。いい環境で冬を越してもらって春を迎え女王蟻は卵を孵化させ、はたき蟻たちも一斉に動き出すような元気な姿を見せて欲しいものですね。

スポンサードリンク