日々生活する部屋の隅から、ちらほら飛んだり這ったりして姿を現す、虫。その姿を見るだけで気が滅入るものですが、中には繁殖力の強い虫が住み着いてしまい、駆除に苦心する方も多いのではないでしょうか。

そんな数ある虫害の中でも、とりわけ解決が非常に難しいといわれているのが、アリの被害です。部屋のわずかな隙間に巣を作り、また繁殖力もあるため、駆除に頭を悩ます虫害として挙げられます。

なぜ、アリの駆除は難しい、といわれているのでしょうか。その原因には、アリの巣を作る「コロニー」が大きく関わっています。コロニーが形成され発達していくと、アリの巣の中では繁殖が強まり、その繁殖力の強さに駆除が追い付かないこともあるのです。

今回は、アリの住まいであるコロニーについて、どれほどの数や規模をもっているのか、詳しく紹介していきたいと思います。

蟻 コロニー 数

アリは、どれほどの数のコロニーをつくるの?

コロニーとは、アリが繁殖のために作られる集団のことです。コロニー内では、女王アリを中心にして、様々なアリが、目的意識と役割をもって生活をしています。アリは社会性のある生物であることは有名ですが、コロニーを形成し発達させ、集団の力をつけることで、小さな自らの身を守り、生き延びることができるのです。

日本国内でよく生息しているトビイロケアリは、コロニーを形成すると、数万匹もの繁殖が行われます。トビイロケアリは、じつに巨大なコロニーを発達させ、家屋での生活を続けていくのです。数万匹ものコロニーが形成されるとなると、駆除は簡単に済むわけにはいきません。

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部屋でふと、アリを目にすることがありますが、実は、そのアリの量は氷山の一角にすぎません。というのも、コロニー内のアリは、その全体の97%が巣の中で行動しているためです。巣の外へ出るアリは、コロニーの全体からみればごく僅かな3%でしかないのです。アリが部屋の中でよく見かけるようになれば、その実、家屋には数多くのアリが棲みついている可能性が高いでしょう。

まとめ

このように、アリは、コロニー内で行われる繁殖力のたくましさが特徴です。様々な虫害の中でも、アリの虫害は、根気強く駆除をしていく必要があるのでしょう。

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